亀有駅から歩いて約13分。住宅街の一角に、看板も控えめなスリランカカレーの専門店があります。
今回ご紹介するのは「The Authentic Apartment」。新橋で行列を作った間借り店「THE CIRCLE」が、2026年3月に亀有で実店舗としてリスタートを切りました。

亀有駅から徒歩約13分、看板を出さない隠れ家スリランカカレー店
亀有駅北口を出て、環七南通り沿いに歩くこと約13分ほど。住宅街の一角に、ぽつんとたたずむ白い建物がThe Authentic Apartmentです。
お店の看板は出ていません。入口に小さく「OPEN」のサインがあって、ポストにはささやかな表札がそっと添えられています。最初に訪れたときは「ここで本当にいいのかな」と少し戸惑うほどでした。

このお店、もともとは新橋で平日のランチタイムだけ営業していた間借りスリランカカレー店「THE CIRCLE」が前身です。連日行列ができる人気店として知られていましたが、2025年末に惜しまれつつ閉店してしまいました。そして2026年3月、亀有駅徒歩圏に実店舗を構えて生まれ変わったのです。
オーナーの奥原直人さん(愛称:おっくん)は、ポンガラカレーや銀座半月といった有名店で腕を磨いてきた方なのだそう。間借り時代から国内のイベントや催事だけでなく、韓国やインドネシアでの海外ポップアップにも出店してきたといいます。
「あの行列店が、ついに腰を据えた」そう言いたくなる、待望の実店舗化となりました。
萬古焼の器に映える、色鮮やかなスリランカプレート
注文したのは「スリランカプレート」1,600円です。レジで支払いを済ませ(現金のみなのでご注意くださいね)、席で待つこと数分。運ばれてきた一皿のビジュアルに、思わず息をのみました。

萬古焼の大きな絵皿の中央にはバスマティライスが盛られ、その周りをチキンカレー、パリップ(ダル)、ポルサンボル、青菜のマッルン、紫キャベツのサンボル、新じゃがテンペラード、小海老のテルダーラがぐるりと取り囲んでいます。色も香りも、まるで小さな宇宙のようでした。
メインのチキンカレーは、ホールスパイスの香りがふわっと立ちのぼる本格派です。一口含むと、舌の上でクローブやカルダモンの風味が次々にほどけていきます。辛さは穏やかなのに、奥行きのあるスパイス感がしっかり残るんですよね。パリップのまろやかさやサンボルの酸味と合わせると、口の中でまったく違う味に変わるから不思議です。

スリランカカレーの醍醐味は、副菜と少しずつ混ぜながら味の変化を楽しむことなのだそう。最初は素材ごとの味をていねいに味わって、少しずつ混ぜて、最後は全体をざっくり混ぜて自分だけの一皿に仕上げていきます。子どもと一緒なら、混ぜる楽しさをシェアできるのもうれしいですね。スリランカチキンは1回だけおかわりも可能ですよ。
カフェのような居心地で過ごす、亀有のランチタイム
お店に入ると、まず目に飛び込んでくるのは鮮やかなターコイズブルーの壁と、ピンクに塗られたカウンターのコントラストです。バースツールが並ぶ手前のカウンター席と、奥のテーブル席。ブラインドから差し込むやわらかな光が、店内をふんわりと包んでいます。

「カレー専門店」と聞くと、どうしても回転重視のあわただしい雰囲気を想像しがちですよね。
けれどThe Authentic Apartmentは、まるでカフェのようなゆったりとした空気が流れていました。カウンター越しに見えるスタッフのみなさんもとても話しやすく、料理について気軽に質問できる距離感もうれしいポイントでした。

ドリンクには、カレーに寄り添うように開発されたオリジナルブレンド「Black Oolong Spice Tea」もあるんです。スパイスのキリッとした刺激と、烏龍茶のすっきりとした後味が、カレーの余韻にすっと寄り添ってくれますよ。テイクアウトにも対応しているので、お子さんとおうちで楽しむのもいいですね。
営業時間は11:00〜15:00のランチタイムのみ、定休日は火曜と水曜となります(2026年5月以降)。亀有駅から徒歩約10分という立地は、休日のランチで足を伸ばすのにちょうどよい距離感。
亀有エリアに住む家族なら、休日のランチローテーションに加えたくなる一軒です。
The Authentic Apartment(じおーせんてぃっくあぱーとめんと)
住所:東京都足立区東和2丁目21−1 スクエア亀有 1A
アクセス:JR常磐線「亀有駅」から徒歩約13分/亀有駅行きバス「テクノプラザかつしか」下車 徒歩約3分
営業時間:11:00-15:00
定休日:火曜日、水曜日












