ちょっと一服するのにおすすめの喫茶店 京成立石の「たんぽぽ」

今日は東京スカイツリーが近くに見える、京成立石の喫茶店「たんぽぽ」をご紹介します。

京成立石というと、昔ながらの建物がぐぐっとコンパクトに並んでいて、アーケードや商店街のある、昭和レトロの代表格としてよく知られていますね。

近年は再開発が進んでいて、商店街にもシャッターが増えました。
写真は、今まさに再開発が進む京成立石駅北口。

どんな建物ができて、どんな街並みになるか楽しみではありますが、古き良き昭和情緒あふれる雰囲気も残してほしいですね。

今日紹介するたんぽぽは、そんな再開発が進む京成立石駅北口の駅前通りから、ちょっと入った閑静な住宅街にあります。

昭和レトロな空間で落ち着いた時間を過ごせる

八百屋さんの隣に、一軒家のような店構えのたんぽぽがありました。

店頭には、きれいに手入れされている緑がひかえめに置いてあります。
そして入口ドアに書かれた、素朴な“たんぽぽ”の文字がなんだかあたたかいです。

入るとそこは昔懐かし昭和レトロな空間。

カウンターが4席、あとは4名がけのテーブル席が6席並びます。
年季の入ったイスはふかふかで、座り心地抜群。

入るとすぐに「空いている席どうぞ~」ってお出迎えしてくれました。
こういう雰囲気のある喫茶店では、ゆっくりしたいので、一人でも広い席に案内してくれるのはありがたいです。

この照明もいいですね~。
レトロな喫茶店にはこんなステンドグラスがよく似合います。

喫茶店らしいメニューの数々

入店した時は昼過ぎだったので、終わっていましたが、9時から11時半まで定番のモーニングもありました。

コーヒーをはじめ各種ドリンクにサンドイッチ。
そして、これも定番のナポリタンやオムライス。さらに生姜焼きやハンバーグもありますね。

デザートにはパフェやあんみつもあります。
ん?ビールもある喫茶店なんですね。

つい写真を撮ってしまいましたが、なんとも年季の入ったこのメニューが渋い。開店当時からずっと使っているとのこと。

セットにしたので、先出しのアイスコーヒーがきました。
少し苦みのあるすっきりした味わいのアイスコーヒー。

細かいのですがコースターがまたレトロ。ガムシロップもミルクもちょっと多めでうれしいですね。

間違いないナポリタン

注文したのは、ド定番なナポリタン。

メニューにナポリタンライスというのがあって、ナポリタンにライスがついているのかなと思い聞いてみると、ナポリタンで使っているケチャップを使ったケチャップライスとのこと。

イメージと違ったので、頼んでみたくなりましたが、ここは定番のナポリタンにしました。
こんな雰囲気のある喫茶店のナポリタンはきっとおいしいはず。

さっそくいただくと、ぷりぷりのもっちり麺に、コクのあるケチャップソースが旨く絡んで、水っぽくなく、とてもジューシーなナポリタンでした。
具材は厚切りベーコンに、たまねぎ、しめじ、ピーマン、それにあさりも入っていて、思った以上に具沢山でした。

セットのちょびっとサラダもおいしい。

デザートは楽しみにしていたチョコレートパフェ!
と思ったら、なんと売り切れ…。

完全にデザートで締める口になっていたので、すすめられるままにバニラアイスにしました。
すると、ちょっとチョコレートパフェをイメージした、オリジナルのバニラアイスがきました!

「ごめんね、こんなんでいい?」と、料金そのままにおまけしてくれたようです。
写真だとちょっとわかりにくいかもしれませんが、バニラアイスに、生クリーム、キウイに、チョコシロップがかかっていて、小さいけどあたたかみのある、ほぼほぼチョコレートパフェでした。

こんなさりげない心遣いがうれしいです。ほっこりした気分になります。

店内は常連さんが多い印象ですが、読書したり、おしゃべりしたり、新聞を読んだり、とそれぞれが思い思いの時間を過ごしています。

かすかに聞こえるくらいの静かなクラシックをバックに、にぎやかな話し声。

喫煙可ですが、天井も高く広々した店内なので、たばこの煙も気になりません。

みなさんも京成立石に行ったときには、ぜひたんぽぽで寄り道してみてください。

たんぽぽ
住所:東京都葛飾区立石7丁目23-13
アクセス:京成押上線「京成立石駅」から徒歩約3分
TEL:03-3694-9268
営業時間:火~土 9:00~16:00
定休日:日・月曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。