立石駅前の再開発で2023年夏に惜しまれつつ閉店した老舗もつ焼き屋「江戸っ子」。その最後の店長と相棒が、次なる舞台として東立石エリアに2024年1月にオープンしたのが「ご縁球(ごえんだま)」です。
「江戸っ子」イズムを受け継ぎつつ、新たな魅力が満載の「ご縁球」は、常連さんも多く、1人で飲むのにおすすめです。
その人気の秘密は、一度飲んだら虜になる「ご縁球ハイボール」と、絶品おつまみの数々。さぁ、お腹が空いたら今宵は「ご縁球」でプレイボール!
スリーボールアウト!?魔性の“ボール”「ご縁球ハイボール」
葛飾下町界隈でハイボールといえば焼酎ハイボール。地元の人々は親しみを込めて“ボール”と呼んでいます。梅エキスをベースに、各店舗が独自の配合で作るボールは、お店それぞれに個性があるので、ボールの味を飲み比べながらこの界隈のお店を巡るのも楽しみの一つです。
「ご縁球」のボールは、伝統的な「江戸っ子」の味を引き継いだ門外不出のレシピで作られていて、琥珀色に輝く強炭酸の一杯は400円(税込)というお手頃価格でお客さんを魅了しています。
口当たりが良く、すいすい飲めてしまうので、ついつい飲みすぎてしまうのが「ご縁球」ボールの魔力。立石は千ベロ(千円でベロベロに酔える)の聖地と言われていますが、このボールは千円も使わずにベロベロになるほどの威力があり、私は3杯でノックアウトさせられました。
一体どんな配合なのかと、常連客も首をひねるばかり。しかしその危険な魔力に抗えず、今日も多くのお客さんが「ご縁球」の暖簾をくぐり、ボールを注文するのです。
ちなみに、この「ご縁球ハイボール」は、何も言わなければ氷無しで提供されます。これは、ボール本来の味をストレートに楽しむためのスタイルですが、お好みで氷を入れてもらうことも可能。「ボール、氷3つで」のように氷の数を伝えれば、快く対応してくれます。お酒に自信のない方は、氷を入れてマイルドなボールにするのもおすすめです。
「江戸っ子」の懐かしい味は定番メニューで!ノスタルジックな夜が蘇る
「ご縁球」の魅力は、ボールだけに留まりません。「江戸っ子」時代から愛され続ける定番メニューも健在です。まずは「定番もつ煮込み」で懐かしい味を堪能したら、串に刺さない「ご縁球」スタイルの「やきもの」を味わいましょう。2串分くらいの量が1皿に乗って出てきます。
「かしら」「だんご」「とり」は塩・タレ・辛タレから味を選択、「てっぽう」は辛タレ、タンとハツの2種盛り「たん・はつまぜ」は塩でいただくのがスタンダード。
大きな声で「たんはつまぜしお~~!」と注文すると「江戸っ子」の風情が蘇ります。
毎日通いたくなる!日替わりメニューが大人気
定番メニューはもちろんですが、「日替わりメニュー」も大人気。常連さんは日替わりメニューが紹介されるInstagramを毎日チェックして来るのだとか。
もつの切れ端が入った「チリビーンズ」など、「江戸っ子」時代から常連客に愛されたメニューも時折登場するので、今日は何をつまんで一杯やろうかとワクワクしながらお店に向かうのが仕事帰りのお楽しみなのです。
辛い物好き相棒の「超激辛ミソ」が侮れない!
店主の相棒は辛い物好き。先日、そんな彼女があみ出した「超激辛ミソ」という一品が登場し、話題をさらいました。
青唐辛子を炒めて白味噌で和えた代物で、ひとかけら齧っただけで、口から火を噴くほどの辛さ!お肉に合わせて食べるのがおススメとのことですが、常連客はポテサラに入れたり、エシャロットに付けたり、混ぜご飯に混ぜ込んだりと思い思いの方法で味わっていました。
さて、この「超激辛ミソ」は名物おつまみになるのか!?
立石の新星「ご縁球」で、懐かしの味と新たな発見を!
懐かしさと新しさが交わる「ご縁球」で、魔性のボールとの絶品おつまみを、ぜひ一度味わってみてください。ただし、ボールの魔力にはくれぐれもご注意を!
ご縁球(ごえんだま)
住所:東京都葛飾区東立石3-36-1
アクセス:京成押上線「京成立石駅」より徒歩約5分
連絡先:非公開
営業時間:15:30~21:00
定休日:日曜日、月曜日、年末年始
Instagram: 5endama_ball
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