葛飾区の立石エリアは、「呑兵衛の聖地」といわれるくらい飲み屋さんで有名です。
このところ駅前の再開発で老舗の閉店や移転がいくつもあり、落ち着くまでもう少し時間がかかりそうですね。
今回は比較的新しめですが多くの友人からもおすすめされた「天下泰平酒場東立石本店」をご紹介します。平日休みに妻と行ってきました。
駅から徒歩約4分、住宅街の飲み屋さん
京成立石駅の南口側、立石駅通り商店街や立石仲見世のアーケードを南に行くと奥戸街道に出ます。街道を右に曲がり平和橋通り方面に向かって数分歩き、信号を左折すると住宅街に「天下泰平酒場」が見えてきます。
駅から歩いて4分くらいでしょうか。
「もつ焼」ののぼりがいいですね。立石と言えば、やっぱり「もつ」!さっそく入ってみましょう。
妻に「たまには昼飲みしよう」と、15時前にうかがいました。飲み物、おつまみもメニュー豊富ですね。たくさんの短冊や黒糖焼酎、泡盛があるところが、南国のお店みたいです。
まずは一杯。妻はりんご酢サワー、私は瓶ビールで乾杯。サッポロ赤星を久しぶりにいただきます。
さあ、せっかくなので焼いていただきましょう。
まずは焼き鳥、鳥ればーとむねを塩で
本命のもつ系の前にまずは焼き鳥系を頼みました。
まずは鳥ればーしお。焼けたタイミングで焼き場のお兄さんが一本ずつ持ってきてくれます。
しっとりとればーのおいしさを堪能できます。焼きすぎると固くなってしまいますが、絶妙の焼き加減ですね。
つづいて、むねが来ました。これもしっとりおいしいですね。
わさびもよく合います。
立石の飲み屋さんというと、長い行列や店内のざわつきを想像しますが、こちらは常連がいらっしゃるものの落ち着いて食べて飲んでができます。
おだやかに平和に飲める、まさに「天下泰平酒場」ですね。
余談ですが取材できるか焼き場のお兄さんに聞いたところ、オーナーに確認が必要とのこと。するとご常連の方が、「オーナーすぐそばにいるから聞いてきてあげるよ」とおっしゃってくださいました!私も一緒にオーナーのところにうかがい、快く取材許可をいただきました。お店は開店して8年、駅の北口にある2号店は6年になるそうです。
オーナー、ご常連、どうもありがとうございます!こういうやりとりは、下町葛飾ならではですね。
食事にもどりましょう。
立石の「もつ」は、やっぱりおいしい!
本命の「もつ」にいきましょう。
上から反時計回りに、たんしお、かしらたれ、あぶらたれ。たんは舌、かしらはこめかみやほほ、あぶらは脂身ですね。
たんの歯応え、かしらの弾力はもちろんのおいしさですが、あぶらがとろっとろです。お行儀悪いですが、あぶらたれをごはんにかけたくなるくらい、たまらなくおいしいですね。
京成立石のある京成押上線は、都営浅草線、京急線を通じて品川の食肉市場に電車1本で行けます。そのためか沿線にはもつ焼きのお店が多く、特に立石エリアは激戦地。駅前から少し離れてもおいしいもつ焼き屋さんがあるのは、さすが立石とうなりたくなります。
シャリキン焼酎ハイボールですっきり!
ここで飲み物をかえてみました。下町らしく焼酎ハイボールがないかなと壁を見まわしたところ、ありました。
シャリキン焼酎ハイボールという凍ったキンミヤ焼酎に琥珀色エキスと炭酸で割った一杯。シャリ、キーン、すっきりとしておいしいです!おいしいですが下町の焼酎ハイボールは飲み過ぎ注意ですね。
食べ物も追加します。
たんたたきは、加熱されほんのりあたたかいたんにねぎとしょうが、酸味のあるたれでいただきます。これもいい歯応えで、さっぱりといただけます。おいしいですね!
スパムむすびは、焼いたスパムをおむすびにのせ海苔で巻いたもの。コンビニでポークランチョンミートのおむすびがあると必ず買ってしまう私にとって、非常にうれしいメニューです。スパムのしょっぱさ、香ばしさとごはんって、独特のおいしさがありますね。思わずお酒が進んでしまいます。
最後の一杯と、もつ焼きを締めでいただきます。
おかわりのシャリキン焼酎ハイボールとあぶら、はらみで締め
おいしかったシャリキン焼酎ハイボールに、あぶらたれをおかわりしました。
くり返しますが、たまらなくおいしいです。
最後の一本は、はらみたれ。はらみは横隔膜ですね。
肉を喰らってるなあ、とあふれる肉汁で実感します。おいしい。
いやあ、おなか一杯です。私たちは50代の夫婦ですが、若い方でも、年を重ねても楽しめるもつ焼きって、やっぱりいいですね。
駅前から少し歩いて、おだやかに食べて飲んでをしたい方はぜひ、「天下泰平酒場東立石本店」をのぞいてみてくださいね!
天下泰平酒場東立石本店
住所:東京都葛飾区東立石3-26-11
アクセス:京成押上線「京成立石駅」から徒歩約4分
TEL:03-3697-0826
営業時間:14:00-22:00(ラストオーダー21:30)
定休日:不定休